肩こり #肩こり #頚腕症候群
2022/10/11
最近、グッと涼しく(寒く)なってまいりました。秋風が首元をかすめると思わず首をすぼめてしまいますよね。
首回りの血行不良とパソコン、スマホ等の姿勢またはブルーライトによる目の疲労等が肩こりをより悪化させますね。
しかし、ここでチョット考えて欲しいのです。全く同じ条件であっても凝る人と凝らない人がいるのは何故でしょうか?
東洋医学的に考察しますと、気、血、水の不調和や「腎」の弱体化がある方がより凝るようです。
気の不調和では「気滞」、血は「血瘀」、水は「水毒(浮腫みや湿気)」、「腎」に関しては「腎虚」です。「腎」は
僕の解釈で患者様に砕いてご説明差し上げる際には「腎は体の発電機のようなもので、電流、電圧を調整し蓄電していざという時には
必要量を放電するのです」とお話します。つまり「腎」を強化することにより体の全ての機能をレベルアップすることができるのです。
「腎」を強化するためのセルフケアは腰の腎臓周り(この周辺にツボが多数腎愈、三焦愈)のマッサージや足首周辺のツボの太谿、照海
そして下腹部の関元、石門などのツボへお灸がお勧めです。そして最も効果があるのが実は腕の肘周りのツボなのです。
肩こりに関しても、目の疲労が生じやすくなるのも「腎」の弱体化が潜んでいる場合が殆どなのです。
気、血、水の不調和はそれぞれの「五臓」の働きの過不足により生じます。それについては次回に。