[気」「血」「水」と五臓の関係性 PART1 #肩こり #腰痛 #イライラ #怒りっぽい
2022/10/17
東洋医学的には人体は気血水の調和によって健やかに保たれます。
今回は「気」と五臓の関係です。
気の作用=推動作用→内臓の働きや血と水の流れを促進。
温める作用→体温維持、内臓を温める
防御作用→体の表面を保護し外邪(風寒湿躁火熱)から守る
気化作用→血を精に、水を汗に等 気血水を精に変化
固摂作用→体から出る汗、精、血を調節
気血水は飲食物や呼吸から作られます。
気の作用は幅広くとても大事です。「病は気から」「気力を振り絞る」「気分」等身近ですね。
気が流れていないと死んでしまいます。
気のトラブルとしては「気虚、気滞、気逆」があります。
気虚=気の不足(疲れやすい、やる気がない、性欲減退、食欲不振等生命活動の低下)
気滞=本来動かなければならない気が動かない。(あらゆる痛み、コリ感、イライラ、不眠、くすぐったがり等)
気逆=頭から下半身へ流れる気が逆流(頭痛、肩こり、高血圧、ホットフラッシュ、緑内障、胃炎、逆流性食道炎等)
気の調整は五臓でいうところの「肺」「肝」が主に調節します。気を生み出すのは「肺」「脾」ですが、気の流れや
量を調節するのは「肝」になります。肝は「将軍の官」と言われ外敵と戦ったりストレスに対抗します。
ですので「気」の乱れを生み出すのは「肝」に影響を与える外邪(風寒湿躁火熱)やストレスということになります。
次回は「血」です。