[気』「血」「水」と五臓の関係 PART2 #肩こり #腰痛 #イライラ #怒りっぽい
2022/10/21
今回は「血」についてです。血は血脈を流れる赤い液体で西洋医学でいうところの
血液です。血の原料は「脾」で飲食物を消化吸収して生成される水穀の精微です。
(要するに栄養分)そこから取り出された営気と津液(水)が合わさって血になります。
血は栄養であり、気と共に働いて精神を健全に保ちます。
血のトラブルには「血虚、血熱、血瘀」があります。
血虚=血の不足や機能低下
目のかすみ、かわき、めまい、動悸、生理不順、手足のしびれ、乾燥肌、抜け毛等、イライラ、筋肉のこわばり、つっぱり
血熱=体の中の炎症とみることができます。血の巡りが悪く停滞して熱がこもったり、味の濃い物
や辛い物の過食。口の渇き、微熱、便秘、月経過多、鼻出血、歯茎からの出血、内出血等
血瘀=血の巡りが悪く停滞した状態。これにより病理産物の「瘀血」を生じます。
血栓なども瘀血です。油物の摂り過ぎ、喫煙、飲酒、生活習慣等も原因です。
生理痛、神経痛、便秘、肌のくすみ、目の下のクマ、痔、がん、子宮筋腫、脳血管疾患、心疾患等
「血」の生成には「脾」、コントロールは「心」と「肝」が行います。
次回は「水」です。