遠絡統合療法の特徴は難治性の痛みや痺れ症状を短期間、場合によ...
2023/04/07
遠絡統合療法の特徴は難治性の痛みや痺れ症状を短期間、場合によっては瞬時に消滅させることも可能であるという点にあります。
両手両足から中枢に逆指令を与え、本来の機能を引き出すという療法理論と方法は非常に大きな可能性を秘めています。
近年の臨床事例の研究から、内分泌異常や細胞異常の変化を調整し、機能回復を促すという効果も確認されており、痛み・痺れ症状のみならず、糖尿病・癌・アレルギー性疾患等に対しても高い治療効果を発揮しています。
「遠絡療法」、あまり聞き慣れない治療法かと思います。
僕が、この治療法に出会ったのは20年以上前になります。
最初の印象は「何だこれは!!!」
ビックリしましたが「でも凄い!!!」でした。
まず、鍼灸師として人体に鍼を刺す行為をしてきて、「刺さなければ効かない、刺さなければダメだ」の固定観念に囚われていたのです。
そう、この治療法はツボに刺さずに押圧刺激をするんです。
この「闘魂注入棒」(僕が勝手にそう思っている)のような物でつぼを押すんです。最初は押すだけでそんなに効果が期待できるのか疑心暗鬼でしたが、これが良く効く効く~
身体に溜まった「邪気」を抜くのです!!
ただ押せばよいのではなく、症状のある部位には一切触れる事なく全く離れたところを刺激するのです。
鍼灸でも昔から「病、上にあれば下に取れ」「右にあれば左に取れ」と言われますが。まさにそれを科学的、東洋医学的に解明した画期的な治療法で、当時の僕は感動と共に興奮致しました。( ´∀` )
そして東洋医学と西洋医学の融合をある意味成し遂げた治療法です。
東洋医学の腎経を脊髄神経と解釈し様々な痛み、シビレ、内臓疾患、内分泌系疾患、そしてCRPSや帯状疱疹後神経痛などの難治性疾患にも大きな成果をあげています。
治療直後に痛み、シビレが消失する事も珍しくありません。
ただ、難点は治療法が痛い( ;∀;)
痛いのがどうしてもダメな方には写真にもあるレーザーを使います。
押し棒で治療するよりも少し効果が落ちるように思いますが、無痛でのアプローチも可能です。