「同病異治」と「異病同治」
2023/09/28
A「異病同治」=症状は異なるが治療法又はツボが同じ
B「同病異治」=症状は同じだが治療法又はツボが違う
Aの場合のよくあるケースはかかとの痛み(足底筋膜炎)とテニス肘です。
かかとは下半身に、肘は上半身にありますが、かかと痛も肘痛も原因は腰椎に
あります。ですので腰椎をを中心としたツボを選択しまた、治療法も同一です。
これを「異病同治」と言います。
Bの場合は「肩こり」が分かり易いと思いますので例に挙げて考察します。
1=パソコンやスマホで普段以上に目や指を酷使して、普段は凝らないのに今日は
凄く肩が凝る。というケースと、2=普段から何かとすぐに肩がこる。この二つのケースの
肩こりは同じ「肩こり」ですが病態がかなり異なります。
1の場合は一時的な肩こりですので肩が凝っている手や足の経絡のツボを施術すればほとんどの
ケースで改善します。
2の場合は慢性的な肩こりですから腰髄神経(東洋医学的の腎)の弱りが関与いたしますので、
腰髄神経を元気にするツボを選択しますので1の場合とは治療法もツボも異なります。
人体の不思議ですね( ´∀` )