慢性偏頭痛
2024/03/07
40代女性 20代から20年以上続く頭痛に悩まされている。ほとんど毎日痛い。
首、肩、肩甲骨が常に重だるい。吐き気もある。慢性的に不眠にも悩まされている。
初診時の舌の状態がこちら
舌全体が赤黒く特に先端が赤い。これは首から上に熱を持っていて体全体の血流が滞留しやすく血瘀の状態。
不眠は寝つきが悪い、夜間覚醒、多夢等色んなタイプがありますが、脳が熱を持つと不眠になります。
今回は血瘀、陰虚 が主体です。
舌下静脈の怒張がみられます。左側の矢印あたりの色が特に悪かったのですが、写真ではあまりよく分かりません。
脈の左右差があり患者様の右手の脈が左手よりも強かったので、「頭痛は右側が多いのではないでしょうか?ふらつき
も有りませんか?」と伺ったら「どうして分かったんですか?」
脈の左右差がある場合は強い側に症状が出やすく、めまいやふらつきを起こしやすいです。
そして施術後がこちら
施術前とあまり変化が無いように見えますが、赤黒さが消退しています。
肉眼で見るとハッキリと分かります。何度もお伝えしているように上半身の血流は「腎」が
制御しています。副腎を含めた腰髄神経です。つまり慢性的な上半身の症状には常に「腎」が関与
します。腰髄神経の血瘀を流し、上半身の血流うっ滞を除くように施術いたします。
舌下静脈の怒張が大分薄くなりました。施術後は「体が凄く軽くなりました」( ´∀` )
暫くは施術が必要ですね。