慢性便秘 頻尿(尿意切迫)
2024/07/11
30代女性 慢性便秘と尿意切迫
通じは4日~7日に一回。兔糞状のコロコロ便。
頻尿は尿意を催すと途端に行きたくなり我慢できない。
夜間にトイレで起きることは無い。
女性は男性と違い2~3日に一回でも便秘とは言えないです。
しかし、4日を越えると便秘と言えます。便がコロコロなのは
体内の熱によるものでストレス、食事の内容等で便の水が余計に
吸われ硬くなり出にくくなります。便は腸壁上皮細胞が15~20%
腸内細菌の死骸10~15%、食物の残骸が5%で残り半分以上が
水分です。つまり水分が便から吸収され過ぎると硬いコロコロに
腸の蠕動運動が減ると剥がれ落ちる腸壁の細胞や腸内細菌の量も
減るので全体の便量が減り便秘になります。
ストレス等により副交感神経の働きが低下してもそうなります。
尿を膀胱に貯める時は膀胱全体の弛緩と括約筋の緊張という
相反する事をしなくてはなりません。
排尿する時はその逆です。ですので繊細な自律神経の働きが
求められます。骨盤神経群と延髄とがお互いに助け合わないと
なりたちません。ストレス緩和と骨盤神経群のパフォーマンスの
向上という両輪で施術してまいります。
初診時の舌の状態がこちら
舌下静脈の怒張が見られます。
腰髄神経群以下の働きの低下があります。
ストレスを緩和し交感神経と副交感神経が上手く
スイッチ出来るように邪気を駆逐します。頭顔面部への
レーザー光線施術もいたします。
施術後がこちら
色合いも良くなり邪気の勢いが減弱してます。
便秘は食物の影響を多分に受けますので食事指導と
腸活についてお話をさせて頂きました。
交感神経、副交感神経系のオンとオフがとても大事
ですので、鍼灸でそれらの働きをサポートしてまいります。