メニエール病
2024/08/26
50代女性 普段から首や肩こりはあったが、2か月前に突然
右側の突発性難聴を発症しその後から眩暈(めまい)が始まり
メニエール病の診断。処方される薬を飲むと体調がすこぶる
悪くなり、何とかならないものかと来院。
原因としては、気逆、肝火上炎、腎陰虚、脾気虚、水毒等が
ありますが、くだいて言うと身体の熱が上半身で籠り
リンパの流れや左右の脳への血流量の差を引き起こし脳が
オーバーヒート状態。脾気虚の場合は脾の清涼な気が巡らずに
オーバーヒートを起こした状態。水毒はリンパの還流不全。
何度もお話しさせていただいておりますが、上半身の血流の
コントロールは「腎」です。腎を滋養し、肝血を補い気を
スムーズに流れるようにすれば改善します。
メニエール病は鍼灸が良く効きます。
初診時の舌の状態がこちら
向かって左(患者様の右)の方がより広範囲に怒張しています。
難聴の症状が出た側ですね。
施術後の舌の状態がこちら
非常に綺麗になりました。
身体は常に熱を生産しますが、熱が沢山生じると自身の
身体に熱で悪影響を及ぼします。その熱が色んな病気を
引き起こします。代表的な邪熱が「胃の邪熱」「肝の相火の邪熱」
この二つを上手くコントロール出来れば健康で長生きです。
そして対極として「冷え」があります。これは腎の奥深くに潜みます。
当院では「新東洋医学」としてこの邪熱と冷えを除去するために
ある経絡を頻繁に用いて効果をあげております。