「気」の流れ
2025/03/14
今回は「気」の流れについてお話ししてみたいと思います。
少し専門的になるかもしれませんがお付き合いくださいませ。
「気」は東洋医学で最も重要視するものです。目には見えませんが
「気」が全身をくまなく流れることにより生命が維持され、流れ方に
変化をきたしたり過不足により病気になり、流れなくなると死を意味
します。
経絡図ですが、経絡に「気」が電車のように流れて駅であるツボを
経由し全身を主に上下、つまり縦方向に流れます。帯のように横方向に
流れる物もありますが殆どは縦です。
しかしお腹だけは特殊でヘソを中心として時計回りに回っています。
背中にも同じような時計回りの流れが有ります。
経絡図は有りませんが、図に書いたものがこちらです。
ヘソを中心として時計回りで「気」が巡っています。ヘソを中心としてお腹を4分割して
それぞれの区画を「右上半身」→「左上半身」→「左下半身」→「右下半身」の順に巡ります。
この4区画を時計回りに「気」が滞りなく巡れば健康ですが、どこかの区画で詰る(渋滞)、
又は過不足があると症状として又は病気として体に現れます。
「左上半身」の区画で「気」が詰ったからといって左上半身に症状が出るとは限りません。
「左上半身」で詰って、又は過不足で右下半身に症状が出ることも普通にあります。
このヘソを中心とした「気」の流れは全身の経絡に影響します。
「四関穴」という取穴方法が有りますが、これと関連していそうです。
当院でも腹診の際に重点的に診る大切なポイントです。
腹部の時計回りの「気」の流れを改善するだけで全身の症状が改善することも普通によく
あることです。「気」の流れは脳を中心とした中枢神経と密接に関連が有りそうです。