両手中指の腱鞘炎 50代 男性
2022/05/09
約2年前から左手人指し指に腱鞘炎が発生し、バネ指になり引っ掛かり伸びも曲げるも
出来なくなり、手術にて改善。しかし、その半年後に両方の中指にまたもや腱鞘炎が発生。
投薬、注射を受けるもなかなか改善されず、手術を勧められるも切りたくなく当院を受診。
初診時、両手中指の第二関節が腫れて、両手の平の中指部分を押さえるととても痛い様子。
「朝が一番つらく、指が曲がったまま伸びずに痛みを我慢して伸ばしている」
中指の腱鞘炎は背中から腰の上あたりまでの血瘀が原因で両手の心包経の経絡に瘀血を生じ
結果として病理産物の出来物が中指の筋に発生して起こるものです。
治療としては、血流を促し瘀血を代謝すれば、程度によりますが三か月から半年で改善します。
治療=井穴刺絡 大敦、中衝
鍼=三陰交、臨泣、陽陵泉、膈愈、肝愈。厥陰愈、三焦愈、腎愈、間使
以上の治療を三回ほど続けて頂き「朝の引っ掛かりが減ってきた」とお言葉をいただきました。
一度の刺絡でその場で動きの改善が見られる場合もあります。
以後、月に6回から8回の治療を継続して頂くと時間はかかりますが必ず良くなります。