#肩こり　＃首コリ
そろそろ春本番で桜の見ごろの季節となりました。外へ出て活動したくなりますし、ビールのうまい季節になってまいりました。
今回は80代の男性の慢性的な肩、首のコリです。まず、舌の「寒熱」を現す写真でこの方の舌を分類しますと、それ程悪くはありませんが、「寒」に分類されますね。「寒」を現す写真の左から2番目くらいでしょうか。
つまり基本的に体が冷えていらっしゃる。どんなものを好んで飲んでいるか伺ってみると「冷たいお茶が好き」と。やはりですね。そして→の部分が他の部分に比べ若干舌のコケが剥げています。これは患者様の左上半身に血液の流れのうっ滞があるようです。患者様も「左が特に凝る」と。
やはり( ﾟДﾟ)、、、
舌は全身の状態を良く現しますね。
「年寄りの冷や水」とよく言いますが、全世代に共通するのは冷たい物の摂り過ぎは体を冷やし、抵抗力を落とします。年齢と共に血圧も上がりますし、舌も赤色の法へ傾く方が良いように思います。
今回はこの方のおヘソ周りの圧痛が左上、背中のツボも百会も左を示していたので、百会と左滑肉門と冷えを改善するために三陰交、陰陵泉に灸頭鍼（針の頭にお灸を乗せて火をつける）
と労宮、太陵（ともに左側）に鍼をしてヘソの真上と関元に温かいお灸をいたしました。
背中は腎経別と腎愈、三焦愈、太谿に鍼と灸を。
施術後はすっきりとされて「体が温かくなった」と元気そうに仰っておられました。これから夏に向かって冷たい
物の摂り過ぎに注意するようにお話致しました。夏に冷たい物を摂り過ぎると秋冬に体調を崩します。
秋冬に体調を崩してもそれが過ぎ去った夏に原因があるとは気づかないかたが殆どです。でも、
冷たいビールは大丈夫という事にします。(^^♪