両手首手根管症候群(特に右手)
2023/05/29
両手首手根管症候群(特に右手)
70代の男性、半年前から右手中指、薬指がシビレはじめ、三か月前から左手もシビレだした。右手の方がきつくシビレる。
整形外科に受診すると手根管症候群の診断。手術を勧められるも何か良い治療法がないかと当院の看板をみて受診。
前回の考察でも触れたように手根管症候群の原因は胸椎にあります。
それを説明したら「儂もおかしいと思っとったんよ。両手ほぼ同時に手首がおかしくなるのは変やなぁ~」と。
写真の→部分が右側(患者様の左側)に比べやや赤味を帯びています。
舌先がハッキリと赤くなっています。
赤味は基本的に熱を現しますが、血流の詰まりも意味します。つまり右の首から上半身の血流のうっ滞を意味します。
右手が初発で症状もきついので舌はそれを的確に現わしています。
手のひらを触診すると右手の中指に腱鞘炎(酷くなるとバネ指)を起こしていました。
自覚症状は無いようです。
治療は胸椎を中心とした上半身の瘀血の駆逐と腎を強化するように遠絡施術と鍼灸治療を併用しました。
この写真以降三回施術しましたが写真を撮り忘れてますので、またご報告いたします。
2回目の施術後から「シビレが弱くなってきた」と喜んでいただいてます。