＊テニス肘とかかと痛の共通原因とは
皆さんこんにちは。僕は鍼灸師になって30年以上になります。もうかなりのオヤジ( ´∀｀ )になりました。毎晩、少しの晩酌を楽しみに日々を過ごしています。
さて、今回（初のコラム投稿）はテニス肘とかかと痛（足底筋膜炎）の原因が同じだった！というコラムなのですが、
目にした方はさぞ驚かれるのではないでしょうか？
実をいうと僕もこの事実を知った時に目からうろこが沢山落ちました（笑）
鍼灸師の免許を持った時は嬉しくてこれからの希望に満ちて胸が高鳴ったのを記憶しています。
結論から言うと肘とかかとの痛みの共通原因は腰椎から出ている脊髄神経にあるのです！！

＊手書きの足首の画像
あまりにも下手な絵で恥ずかしいのですが、かかとの痛む場所によって腰椎の脊髄神経のレベルに
違いがあるという画像です。頻発部位は腰椎4～仙椎1あたりです。
まあ、かかとの痛みなら上にある腰が原因かもと容易に想像がつきそうですよね。
しか～しテニス肘も腰椎に原因があるのです！！えっ、でも肘と腰って離れてるよね。と言われて当然です。
僕もそう思いました。でも実際、腰に主眼を置いて施術すると本当に回復が早いのです！（これが証拠？）
肘の場合は腰椎3～5が原因です。
免許とりたての僕は当時、肘の痛いところに鍼をすれば治ると思って一生懸命に「痛いとこ鍼」をしていました。
でも、あまり良くならない。かかとも直接鍼をしたら飛び上がるほど痛いのでアキレス腱付近に鍼をしたりしていました。
ある時本当の原因を知った時はショックと東洋医学への明るい未来に心躍らせました。（当時の僕は純粋）
＊何故痛くなるのか
肘の場合はテニス肘と名がつくくらいですから、テニスのバックハンドや右打ちのゴルフの左肘に出ることがあります。
「先生、私テニスもゴルフもしないんですけど、、、」それでもテニス肘といいます。この原因の一番は使いすぎの上に
甘い物や冷たい物の摂り過ぎによって腰椎の脊髄神経の能力の低下で肘の炎症を起こします。一旦起きるとなかなか改善しない。酷い場合は肘の骨が出っ張ってきます。
かかとの場合は冷たい物の摂り過ぎ、疲労、房事過多、歩きすぎ、腰以下の冷えなどがあります。

手足と体のざっくりとした関係の図をいれてみました。大体こんな感じで体と手足は関連して相互に影響しあいます。
手をついて転んで手の付け根を痛めてから腰痛がでることもあります。
[大見出し]異病同治[/大見出し]
肘痛、かかと痛のケースはこの見出しがピッタリです。
つまり、治療方法にほとんど差がないのです！なに？症状が違うのに治療法が一緒？僕が学生の時教科書でチラ見した『異病同治」
文言が現実となった時は「目からうろこ」でした。鍼、又はレーザーもしくは僕の手（これが痛いけどめちゃきく～）で
肘の「心包経」という経絡を刺激すると頑固な痛みも剥がれ落ちるように消退します。この現実を目の当たりにして
患者様が良くなっていかれるのを目にして本当に感動しました。（この感動が現在の原動力）
日々精進と勉強の毎日です。