＃首の痛み　＃ふらつき　＃めまい

７０代女性　慢性の首の痛みと首を動かした時のふらつき。

4か月まえより徐々に首の痛みが始まり、4か所の整形外科で

MRI,レントゲン等の検査を受けるも異常なく、シップ、投薬

リハビリマッサージを受けるも改善されず知人の紹介で当院

受診。脈＝弦かつ洪　腹診＝右肝相火（右下腹部）胃土（お腹の真ん中）

に邪気。脈は左右差があり、左手の脈が強い。脈に左右差があると

ふらつきを生じ易く、脈の強い側に痛みが強く出ます。

左手の脈が右よりも強いという事は左脳に入る血液量が右脳よりも

多く、言い換えると右脳の血液量が左脳よりも少なくなり、右脳が

支配する左半身（錐体交差）に痛み等の症状が出やすくなります。

患者様に左右どちらがより痛いか伺うと「左側です。」

現在の症状としては常に首が痛く上を向く際に手を添えないと不安に

なり、左右の振り向く動作が制限されてます。

初診時の舌の状態

 

 

舌先が赤く、舌の真ん中から根元がやや白く、写真では見えにくい

ですが、舌の右側（向かって左、患者様の右側）がやや白く左側が

やや赤い状態。これは「上実下虚」「肝陽上亢」「陰虚」を現します。

上半身かつ左に気血が傾いていることを現します。

 

 

施術後がこちらです。舌先の赤味と根元の白さが少し改善してます。

脈にも締りが出ました。治療は百会、三里、合谷、関元、気海、三陰交

復溜。そしてレーザーを心包経に照射し、左首の膀胱経から心経までを

瀉法しました。施術直後は首肩が非常に軽くなったようです。

暫くは週に2回程度の治療をお勧めしました。